2011年3月26日土曜日

メンバー制度をTwitterで勝てる仕組みにする

メンバー制度をTwitterで勝てる仕組みにする。なぜTwitterなのか。すっかり定着したTwitterを使って勝てる仕組みに発展させる方法を説明していきましょう。結果はすでに証明済みです。


なぜ、Twitterなのか
    Twitterの登録
時間もないのに、どのようにしてツイートするのか
iPhoneと携帯の使い勝手
パソコン専用サイトを使って使いやすくする
Twitterで気をつけたいこと
    それでもスゴイ!Twitterのパワー
   -----------------------------------------------------
お気に入りの使い方
    リストの使い方
ダイレクトメッセージ
小売業と一般のビジネスパーソンとの違い
ブログ更新は1日2回が常識、更新はTwitterで知らせる
ブログ用パーツを使ってTwitterとブログの二人三脚


【なぜ、Twitterなのか】

リアルタイムの双方向のコミュニケーションが、Twitter最大の魅力です。3Q.X会員へのサービス向上が目的です。ローコストでロイヤリティを深めるようにします。

もうひとつが、新規ユーザの発掘です。地域名を検索して登録ユーザをフォローしていくことで見込客対象ユーザが発見できます。フォローすることで見込客対象→見込客→新規ユーザへ段階的にステップアップできます。

その他、使い方は、ビジネス・パーソン、個人、企業で使い方はさまざまです。用途に合った使い方は工夫次第です。目的を明確にして使いこなすようにしましょう。

いずれにしろ、後で説明する「RT」「リスト」の扱いと「検索スキル」が大きな役割を果たします。



【Twitterの登録】

登録は市販されているマニュアル本に書いてある手順で登録してください。
 ユーザ名は「メンバー制度名」にしてください。

 アイコンは特長のある記憶に残るものを作成してを使ってください。とても重要です。なぜなら斜め読みが基本だからです。壁紙用画像にも工夫しておきましょう。いろいろ作成できるのでイメージを大事にしてください。

 「メール・アドレス」は、ダイレクトメッセージを受信する際の通知サービスに利用できます。迅速な対応はユーザの安心につながります。誰もが対応できるように受信設定しておくと、休暇の際にも担当者以外でも対応できます。対応したか、していないかは、Bcc設定しておくといいでしょう。

 またユーザが検索しやすいように「専用アドレス」にしておくことをお薦めします。またメンバー制度に加入している会員ユーザに配布するリーフレットにも記載でき、会員からの連絡に対応できます。

 「プロフィール」は、とても重要です。よくプロフィールがないもの、曖昧なものを見かけますが、不安に感じてフォローする人は少ないのは当然です。
文字数が限定されているので、意味のない言葉は省略して、心をつかむ内容をリスト形式でアピールするのが望ましいです。



【時間もないのに、どのようにしてツイートするのか】

誰もが気になる問題でしょう。まずツィートことです。ポジティブな内容をツィートしましょう。すき間時間を使うことがポイントです。
最初のツィートは、「今日からツィッター始めました。」という感じでいいでしょう。次に、「○○○です。今日は朝から混んでいました。いまゆったりしています。落ち着いたサービスができています。」というように、なんでもいいので、ツィートしてみてください。こんな感じではおもしろくないかも知れませんが、まずは恐れず試運転でイメージをつかんでいきます。

試運転をしていると、
・自社を表現するアイコン
・個性がはっきり見えるプロフィール
・いくつかのツィート
が、目に見えるまとまりになり、少しはそれらしく見えてきます。
この段階で、「ツィッター始めましたよ♪」とお知らせを加速しましょう。反応が出てきますので、雰囲気のあるページになってきます。

フォローされたときにお知らせメールを受けるようにしていると、フォローしてくれた人をフォローすると、通知メールで「フォローしました。今後ともよろしくお願いします。」とお知らせします。こちらから積極的にフォローしていくとフォロー返ししてくれる人も増えていきます。

・新しい情報があるとき
・伝えたいことがあるとき
・新しい気づきがあったとき
・困ったなと思うとき
・天候が自分やお客さまに及ぼしている影響

などはツィートするタイミングです。



【iPhoneと携帯、どちらが使いやすい】

PC中心だったTwitterを身近にしたのは、「iPhone」の存在があります。公式アプリが無料で配布されていることもあり、ケータイとiPhoneでは、断然iPhoneなどスマートフォンが使いやすいです。使い方もショップで教えてくれます。しかしケータイでも充分使えますので無理に変える必要はありません。いまある機器を使いこなしましょう。

ハッシュタグは、毎回おなじものを入力することが多くなると思いますが、機器が憶えていてくれるので、全部入力しなくても、数文字入力するだけで自動で入力してくれるようになります。
ハッシュタグの使い方でモチベーションがあがることも少なくありません。

URLは、短縮して入力するサービスがありますので、140文字という文字数制限のあるTwitterでは使えるようにしておくと便利です。



【パソコン専用サイトを使って使いやすくする】

パソコン専用サイトの利点は、公式サイトと比べて使いやすい点です。公式サイトがシンプルな作りになっているので、どまどう人も多いようですが、その点で分りやすくなっています。

ついっぷる
http://z.twipple.jp/unlogin/index.html
ログインすると、登録画面に入ります。必要なことを入力して使ってください。
登録が終わると、「ついっぷる」上に、Twitterの情報が全部転載されます。

Hoot Suite
http://jp.hootsuite.com/home
このサイトの特長は、タイムラインの他に、自分宛のRT、自分の名前の入っている発言、DM、検索メッセージなどが一覧できる点です。見落としやすい情報をキャッチしやすいので、仕事に使うにはおすすめです。無料のサービスと有料のサービスがあるので、選択します。

@HootSuite_JapanというTwitterユーザがいます。このツィートは、御社がツィートする上で参考になりますので、是非お読みください。



【ツィートで気をつけること。】

Twitterには、自分のツィートを削除する機能があります。しかし瞬間に公開されるので、削除しても、すでに多くの方が見た後になります。

なにをツィートしてもいいとはいっても、常識外の発言は問題になることもあります。某タレントの不倫ツィートはマスコミ相手に騒動になったのは記憶に新しいことです。
就職先のことについてネガティブなツィートをしたために、就職が取り消されたこともあります。

お客さまが不愉快な気持ちになるようなツィートは絶対にしないようにしましょう。

あるいは、個人が「一家で今月いっぱいハワイに行きます」とツィートしたために、泥棒に入られたというようなこともあります。

価格のことには触れないことを優先しましょう。競争相手が見ることもあります。真似の出来ないサービス力が浮かんで見えるツィートをしましょう。

ツィートには、いろんなリスクが潜んでいます。油断禁物なのです。社内で充分な認識をした上で、使うようにしてください。



【それでもスゴイ!Twitterのパワー】

リスクがあり、時間もない。それなのにTwitterを使う理由があるのか?不思議に思うかも知れません。

20億人以上の人間が毎日使っていることを、考えてみてください。メリットがないと使いません。Facebookはそれ以上のメリットを持っていますが、使い方がTwitterと比べて少々難解なので、ようやく日本でも急速に伸び始めたばかりです。まだまだTwitterには及びません。まずはTwitterでこなれていきましょう。

Twitterの真価はRTにあると言っても過言ではありません。

自分のフォロワーが100人いたとします。その100人が自分のツィートに共感してくれて、RT(リツィート)してくれたら、その時点で1万人に言葉が届きます。

1万人が全員にRT(リツィート)してくれたら、その時点で100万人に言葉が届きます!
机上の計算で、現実にはそんなことはないにしても、どこまでやれるかは腕次第なのです。これほどインパクトのある告知をしようとしたら、どれだけの手間と時間がかかるでしょう。それがタダでできるのです。ビジネスパーソンが懸命になってフォロワーを集めようとするのも無理のない話です。

RT(リツィート)こそがTwitterのツボなのです。

それには、
・フォロワーを集める
・共感してもらえるツィートをする
この2つは相互依存の関係にあるので、同時進行させたいものです。

では、フォロワーを集めるには、どうしたらいいのでしょうか?

まず、リアルでメンバー制度に加入しているユーザに登録してもらいましょう。メンバー制度に加入しているユーザを特別扱いしたツィートで、共感してもらいましょう。当社のヘビーユーザが心を奮わせるツィートをすれば、その方々がRT(リツィート)してくれます。

そのときに最大の効果が発揮できるように、フォロワーを集めておきましょう。
フォロワーは、ツィートしている内に自然と集まってきますが、それでは時間がかかりすぎます。通販サイトでなくリアルな小売サービス業で、御社が中国地域を中心に営業しているなら、北海道、沖縄の方から、レスポンスはほとんどありません。

しかし、御社が求めるフォロワー予備軍は、検索でピックアップできます。
岡山、広島で検索をかけると見込客予備軍がピックアップされてきます。プロフィールに所在地を記載している人が多いからです。

まず、ピックアップした人のフォロワーになりましょう。そしてフォロー返しを待つのです。どれだけ多くのフォロー返しをもらえるか。レスポンスの高さは、共感してもらえるツィートをすることと、プロフィールの充実にかかっています。

自分をフォローしてもらったら、すぐにダイレクトメールでお礼を伝えましょう。
メリットがあることが透けて見えるツィートをしましょう。

ブログを充実して、ブログに誘導しましょう。いまではいろんな業種で、ツィート、ブログが作れることが入社条件の必須になってきています。放送局を持ったくらいの気持ちが必要です。


【お気に入りの使い方】

自分のスキルを向上するには、まず真似をすることです。
何でも真似したらいいわけではく、良いものを真似します。
そうして自分のセンスとスキルを磨いていきます。共感してもらえるツィートをするには、まず自分が共感できるツィートに触れることです。
それを周囲の人にも読んでもらって、感想を聞くと自分のセンスがどうなのかも分って来ます。

そうして、人の真似をするのではなく、自分らしさを発見していくのです。
タイムラインには、昔の人の名言や、いまの暮らしで感じた誰かの気づき、常時名言が流れています。フォロー、フォロワーが増えるど、ものすごい速度で、どんどん流れ出れていきます。一期一会も危うくなるほどになります。心の琴線に触れたツィートは、☆マークをワンクリックするだけで、お気に入りとして記録され、自分(プロフィール)のタイムラインで見ることができるようになります。

お気に入りは、アカウントを非公開にしていないと、誰でも見ることができるのでその人の趣味や関心ごとを見ることができます。フォローの依頼が来たときには、その人物を知る手がかりとして使えます。


【リストの使い方】

リストはRT(リツィート)と共に、マーケティングに威力を発揮します。

非公開ぬするリストと、公開リストを作ります。公開リストは他の人が利用することもできるので、なにを公開リストにするか、なにを非公開リストにするか、間違わないで設定しましょう。

非公開リストとして、まず思いつくのは、メンバー制度に加入したユーザです。大事なお客さまなので、メンバー制度のリストにまとめることができます。リスト単位でツィートすることができるので、マーケティングに便利です。
また地域別のリストも非公開で作成するリストです。非公開にしておくと、他からは見えないので、強いツールになります。

その他理由があって、メインのタイムラインには乗せない知人や業者などもリストにしておくといいでしょう。
また見逃せない人のツィートもリストに格納しておくと便利です。

自分のリストもそうですが、誰かが作った公開リストをフォローすることもできます。たとえば岡山県人会という公開リストがあれば、その人のページにあるメニューのリストをクリックして、リストをフォローをクリックすればフォローできます。


【ダイレクトメッセージ】

ダイレクトメッセージは、他の人の目に見えないTwitter上で使えるメール機能です。フォローしていただいたお礼をダイレクトに伝えたときに、お困りのことや、ご質問がある場合は、こちらにメールしてくださいと、専用アドレスを紹介しておくと、親近感がわきTwitter上でなく、さらにダイレクトにメール交換することもできるようになります。
先にもいいましたが、Twitterに登録したアドレスは一元管理できるようにしておくと便利だと思います。


【小売業と一般のビジネスパーソンとの違い】

使い方はさまざまですが、一般のビジネスパーソンとの違いは、フォロワーの数を多くすることよりも、きちんとしたつきあいを心がけることをお薦めします。一般のビジネスパーソンの使い方は、新聞の折込のような使い方です。確率は低くても数で勝負して絶対数を確保するやり方が中心です。それはそれでいいのですが、大量に投稿されるツィートがタイムラインをどんどん流れていくのを見ていると、どのようにして読めるのか、不思議に思えてきます。それに反して生活ツールとして使っている主婦の場合なら、数よりも相談や学びを目的に本当のコミュニケーション・ツールとして使う人が多いようです。

御社では、当面、その中間を行くのが適切ではないでしょうか。先に紹介した@HootSuite_JapanというTwitterユーザのツィートは、御社がツィートする上で参考になりますので、是非お読みください


【ブログ更新は1日2回が常識、更新はTwitterで知らせる】

「ブログ更新は暇があったら」という感覚では、誰も真剣に読みません。テレビで人気のあるタレントほど忙しいはずですが、逆にブログ更新は頻繁です。どんな世界でもトップの座を獲得するためには、それにふさわしい努力をしているということです。彼らにはブログ更新は1日2回以上が当たり前なのです。内容は簡単でいいから、頻度をあげること。頻度をあげながら質の向上を図っていきます。更新情報は「ブログ更新しました」でもいいのでTwitterで知らせましょう。

尚、グログ機能を提供している多くのサイトでは「ツイートまとめ」というサービスがあります。登録しておくと、一日の間にツイートした内容をまとめて、自動でブログに掲載するサービスを無料で提供しています。

ブログ、Twitter、実務が因果関係で結ばれていくと、とんでもない力を発揮する可能性があります。別の機会に説明しますが、因果関係はコンセプトを頂点に結ばれていて、結ばれた時にコンセプトが実現されるものである必要があります。

そのとき、長期にわたって競争優位のポジションに立てるか,否かでコンセプトの良し悪しがはっきりします。「コンセプト」というと単なるお題目くらいにしか考えない人が沢山いますが、実はそうではありません。

競争はあきらめた者が負けます。あきらめるには、真似したくないか、真似できないと思わせればいいのです。コンセプトは真似したくないと思わせるか、あるいは真似できないと思わせる方法でなければならないのです。

ブログ、Twitter、も、簡単に真似できますので、これらツールで競争優位のポジションに立てることはありません。

しかし、これらを活用することで心を動かせるなら、動かす力は真似できない、あるいは真似したくないと考えさせる力になり得るのです。

まずは競争力のあるコンセプトの実現を目標にして、細やかなコミュニケーションを実現しながら、新規ユーザを店に誘導する役割を果たすように取り組んでいきましょう。



【ブログ用パーツを使ってTwitterとブログの二人三脚】

Twitterには、ブログからTwitterに飛んで、登録してもらえるように、ブログにTwitterのパーツを貼り付けましょう。

そもそも、Twitterからブログへ誘導するのが当初の目的のひとつであるはずですが、相互依存の関係にあるので両方を活性化していくためにも、ブログからTwitterに飛んで、登録してもらうのもフォロワーを増やす対策です。先にも説明したように、自分のフォロワーが100人いれば100万人に発展することもあるのですから、その重さを忘れずにフォロワーを作っていくことを、放送局を持った覚悟で取り組んでいくことが大切なのです。

2011年3月23日水曜日

長期継続利益

 史上空前の大災害が発生するなど、変化が激しい時代なので、少し整理したいと思います。当たり前のことを再定義していくことから始めます。

一般に企業活動は、利益の追求をしているものですが、実際には考え方の違いがあります。

どの程度の期間を分母において、どの程度の利益を、どのように利益をあげるのか、このように重要な課題を並べるのは簡単ですが、それぞれ随分考え方が違うものです。

たまたまの幸運を除けば、その違いの根拠が明暗を分けます。結果オーライを良しせずに、計画性を持って切り開いていこうとする者にとっては、まず最初に決定すべき重要な課題です。

なかでも、長期計画、中期計画、短期計画というように、期間の認識は経営のありようを全く変えてしまいます。長期計画は短期計画の倍数のように考える方がいますが、仮に結果的にはそうであっても、その意味の本質は違います。成長率をひとつのバロメータにするように、長期計画は成長性を含んでいます。

しかし、よりもっと大きなトレンドで考えてみると、世の仲の動きは、企業活動の思いに反して、利益は乏しくなる方向に進んでいます。時間の経過と共に障壁が増えていく、強くなっていくからです。

学校を出たときには成長産業だった就職先が、定年を迎える頃には赤字産業に変わっていたという話は巷に溢れています。たとえば一時期、電気街ではどこもパソコンが占領していましたが、いまではマンガ本に替わっているありさまです。なぜ、そうなったのか、少し考えていただくと分かることですが、パソコンに限らず、すべての商品が同じような運命を辿ります。

しかし、パソコンが全くダメになったわけではなく、いまも売れ続けています。デル、アップルなど一部のメーカーは前年以上に販売台数を伸ばし、利益も膨らましています。

ある者は敗走し、一部の者が勝利する。その違いの正体は何か?
長期に継続する利益を獲得する術で優っていたのです。



「長期継続利益」それは運ではなく、計画の違いです。